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DS3クロスバック試乗記「エスプリの効いた」プレミアムコンパクトSUV

新型DS3クロスバックで長距離ドライブ

今回の試乗車は、

フランスの自動車メーカー、シトロエンから派生した高級車ブランド「DS」、

DS 3

クロスバック SUVです。車名とブランド名とボティタイプがミックスされていますので、改めてきちんと表記します。

DS 3 CROSSBACK SUV

単に「DS3クロスバック」と表記されていることが多々ありますので、当記事でも一部これに倣って記述します。

2019年6月26日から日本国内発売が開始された、新型「DS 3 CROSSBAC(クロスバック)」で長距離ドライブテストを行いました。2014年6月にフランスの自動車メーカー、シトロエンから独立した「DS」はプレミアムなブランド。DS3クロスバックは、ラグジュアリー・コンパクトSUVですから、都会でドライブテストが順当なところですが、すでにプジョー・シトロエン・ジャパンのメディア向け試乗会で街中をナイトドライブしてレポート済。あえての大自然中へDS3クロスバックを走らせました。

フランス車らしい小気味よい走り

エンジン・オブ・ザ・イヤー4年連続受賞に輝く、1.2ℓPureTech 3気筒ターボエンジンは、DS3クロスバックの特性に合わせてチューニング、最高出力は130ps、最大トルクは230N・m。電子制御8速AT「EAT8」の組み合わせ。おしゃれな内外装のプレミアム・コンパクトSUVですから、走りも上品でおとなしい印象を持ちますが、この子は「踏めば速い」。エンジン音はちゃんとドライバーに聞かせ、ギアチェンジのタイミングもしっかりとドライバーに伝えます。水を打ったような静けさの車内空間、いつギアが変わったかわからないような超スムージーなオートマチック・トランスミッションをお求めの方にはちょっと合わないかも知れません。

DS3クロスバックはスポーティーな一面もあります。コーナリングもしっかりと足が踏ん張る感じで、気持ちよく曲がってくれます。ただ、乗り心地重視なセッティング。本気で峠を攻めて走るのは、この子にはかわいそうです。SUVなので最低地上高が上げられ、この分がコーナリング時の挙動に影響させてしまっている感はありますが、これが気になるのはいろんなクルマをとっかえひっかえ乗る自動車メディア関係者ぐらいでしょう。

*エンジン・オブ・ザ・イヤーとは?
主催はイギリスの出版社「UKPIメディア&イベンツ社」で毎年開催される優秀な市販車のエンジンを選出するもの。選考を行うのは権威ある世界中のモータージャーナリストなど。DS3クロスバックに搭載される、1.2ℓPureTech 3気筒ターボエンジンは、排気量1.0L~1.4Lのカテゴリーで4年連続受賞。連続4年も受賞するエンジンは数少ない。このエンジンはPSAグループ(プジョー、シトロエン、DSの3ブランド)の主力エンジンの一つとなっている。

DS3クロスバックSUV

都会派プレミアムSUVといわれますが、自然の中も違和感なし。

フランス語では、小さな車は女性名詞だそう。「私はただのオシャレ番長じゃないわよ。その気になったら結構速いのよ。」とDS3クロスバックは語っているよう…と勝手に解釈。

コンパクトSUVでは唯一無二のデザインと快適性

クルマの快適性は走りや乗り心地のよさ、快適な室内空間や広さ、内装のデザインや質感などの視覚的な部分まどさまざまな要素が含まれます。DS3クロスバックは、独創的な内装デザインとDS3クロスバックの小気味いい走りが気に入れば、この上ない快適なクルマとなるでしょう。シートの作りとしなやかな乗り心地は長い時間運転しても疲労が溜まりません。DS3クロスバックが気になった人は、ディーラーに足を運んで自分の目で見て触れて乗ってみるべし。

全長4.1mのボディ。使い勝手よし。

なんといっても、全長4.1mm(正確には4,120mm)は、狭い路地でもスイスイ入れます。昨年最も売れたコンパクトカー、日産ノートと変わらない全長、軽自動車と比べたら0.5m長いDS3クロスバック。荷室も容積あって、週末のまとまった買い物でも十分。さすがに大のオトコのオトナが4人乗って荷物もあって長距離移動はきついです。それが目的のクルマではありませんから。

使い勝手の極みはリトラクタブル・ドアハンドル。使うときだけドアハンドルがせり出してきます。リモコンキーを持った人が車に近づくと、お出向えをしているかのようにライトが点灯してドアハンドルが、ニューッと出てきます。

経済性は問題なしか。

1.2Lという小さな排気量、ほぼほぼカタログ燃費に近い実燃費で経済性は悪くありません。自動車税も安い部類の1500cc以下の区分です。

ただ、プレミアムガソリン使用でレギュラーガソリンより8%ほど燃料代が高く(記事執筆時点の全国ガソリン平均価格)なります。ヨーロッパのレギュラーガソリンは、日本のハイオクに近いオクタン価のため、本国ではレギュラーガソリン仕様になるのですが、日本にやってくるとハイオク仕様に自然となってしまうのです。これはDS3クロスバックに限らず、ドイツ車、フランス車、イギリス車は軒並みプレミアムガソリン仕様です。

悪くない燃費とプレミアムSUVを天秤にかけるなら問題ない、といえるのではないでしょうか。

WLTCモード燃費

WLTCモード燃費:15.9km/L
 市街地モード:12.8km/L
 郊外モード:15.9km/L
 高速道路モード:17.8km/L

コスパよし。300万を切るグレードも。

グレード構成はシンプルに以下の3つ。

Be Chic(ビー・シック) 2,990,000円
So Chic(ソー・シック)3,570,000円
Grand Chic(グランド・シック)4,040,000円
※消費税率8%での税込価格。

プジョー・シトロエン・ジャパンの広報担当の話によると、最上級グレードが販売のマジョリティとのこと。日本の新車車両価格は世界中で最も安い価格設定とも。ラグジュアリー・コンパクトSUVとしてはコスパがよろしい、といえますね。

総合評価

走り:★★★★☆
快適性:★★★★☆
使い勝手:★★★★☆
経済性:★★★☆☆
コスパ:★★★★☆
総合得点:76点

上記は極力、クルマに詳しくない方を念頭に置いた消費者目線で評価してみたもの。個人的にはもう少し加点したい。

個人的総合評価:88点

加点の理由は、独特な世界観を持っていること、ラグジュアリーでありながらスポーティーな一面も兼ね備えていたこと。ロングドライブも楽しく街乗りから山岳路まで卒なくこなす感じも加点ポイント。

試乗は、東京から富士山麓を往復、都市部もたっぷり、山間部もたっぷり走って総走行距離約500kmをテスト。なかなかよかったですよ。

ちょっと昔のクルマ雑誌やファッション雑誌でちょくちょく目にしたフレーズ「エスプリの効いた」は、DS3クロスバックに当てはまるフレーズ。エスプリ=esprit とはフランス語で知性、才気などの意味があり意訳して「気の効いた」「機転が効いた」または「機知に富んだ」となる。

弊社女性スタッフの試乗インプレッション

あえてRosazzurro編集部に所属していない20代の女性を助手席に乗せて、DS3クロスバックの感想を求めてみました。ほぼ原文ママで下記に掲載します。


・外装デザインは曲線みのあるフェミニンな感じに対して、内装デザインはラグジュアリー感にあふれて、いい意味で裏切られた。

・大人のオンナの人にぴったりなクルマだなぁと感じました。…石田ゆり子さんみたいな女性が似合いそうだなって勝手に思いました(笑)

・静かすぎない室内は「走ってる!」という疾走感を助手席でも感じられクルマに乗る楽しさを体感できました。ドライブが楽しいと助手席でついつい寝てしまう…なんてことにはならないかなと思います。

・リトラクタブルドアハンドル、運転手には便利。ただ、運転手が車内いて、同乗者が外からやってきたとき「ドアノブがない?!」戸惑ってしまった。初めて乗せる人を惑わせてみるちょっとしたイタズラは楽しそうかも(笑)

DS3クロスバックはこんな人におすすめ。

おしゃれで個性的なクルマが欲しい方、DS3クロスバックはそんなあなたにぴったりな1台です。夫婦でクルマを乗ることが多いライフスタイルの方々、こどもの幼稚園のお迎えはいつもクルマだというママさんにも合うでしょう。普段は街乗り、週末はライトなアウトドアを楽しむライフスタイルにもぴったり。

キャンプ場に乗り入れても違和感なく、気品を漂わせてくれるのではないでしょうか。

以上、筆者の勝手な妄想を持ちまして、本記事の締めくくりとさせていただきます。
ご清読どうもありがとうございました。

試乗車のスペック一覧

メーカー:DSオートモビル(フランス)
車名:DS 3 CROSSBACK SUV
グレード:Grand Chic
全長:4,120mm
全幅:1,790mm
全高:1,550mm
乗車定員:5名
車両重量:1,280kg
エンジン:直列4気筒 1.2Lターボ
最高出力:96kW[130PS]/5,500rpm
最大トルク:230N・m/1,750rpm
燃料:プレミアムガソリン
駆動方式:FF
トランスミッション:8速AT
WLTCモード燃費:15.9km/L
新車車両本体価格:4,040,000円(消費税8%込み)

DS3クロスバックの後ろに見える黒い土は富士山の火山灰。このクルマで富士山スカイラインをドライブ、取材しています。こちらは下記の記事をご覧ください。

撮影・文:Rosazzurro編集部 宇野 智

この記事の執筆者

宇野 智(Rosazzurro)この執筆者の詳細プロフィール

Rosazzurro編集長。小学生時代の休日は自転車でディーラーを回る「カタログ少年」TVより諸元表を見ながらの食事を好んでいた。クルマの他、鉄道、航空機、船舶も愛する。...

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