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The BONEZ インタビュー《前編》「普通だったらありえないことが、こいつらだからありえる」

モンスターエナジーファミリーに加入した「The BONEZ」。2019年3月23日、24日にお台場で開催された「Monster Energy presents D1GP All Star Shoot-out」でライブを実施。Rosazzurroはライブ後に特別にインタビューさせていただきました。バンド結成の経緯やThe BONEZならではの魅力、そしてファンへの思いをお届けします。

The BONEZは『この4人だからありえるバンド』

The BONEZ

The BONEZ

2012年始動のロックバンド。ギターボーカルのJESSE、ギターのNAKA、ベースのT$UYO$HI、ドラムのZAXの4人体制。2018年発表のアルバム「WOKE」に収録されている「SUNTOWN」が2019年D1グランプリシリーズの公式テーマソングに起用されたほか、Zepp Tokyoの公演チケットが発売開始1分で完売するなど破竹の勢いの超人気バンド。

The BONEZはRIZEとPay money To my Painという2つのバンドのメンバーで構成されていますが、結成の経緯を教えてください。

JESSE 懐かしい!(笑)

僕がソロバンドをやるきっかけがあったんですが、まだメンバーがいなかったんです。誰にしようかなと考えているうちに、PTP(※Pay money To my Pain)のツアーがちょうどキャンセルになって。その時「ライブの2曲だけ手伝ってくれない?」と言っているうちに、PTPボーカルのKが亡くなって。

その時はバンドになるつもりじゃなかったんですけど、ZAXが「もしお前がその気ならバンドにしてもええねんで」と言ってくれて。じゃあ何が正しいのかわからないけど、チャンスが目の前にあるのならと。この歳になってチャレンジしてバンドになった…というのが経緯ですね。

だから、これが成功するかとか、(D1みたいな)RIZEの時とは全く違うイベントに呼ばれるところまでいくバンドになるかとかは思ってなかったです。
けどまあ、これがもし夢なら、醒めないうちにどこまで夢見られるか、チャレンジ中っていったところです。…(メンバーに確認して)ですよね!?

JESSE(Vo.&Gt.)

The BONEZ JESSE(Vo.&Gt.)

1980年8月11日生まれ。東京都出身。1997年結成「RIZE」のギターボーカル。2013年より「The BONEZ」を始動。ストリートシーンより絶大な支持を得るカリスマ的存在の彼は、アパレルブランド「S&Co.」、地元戸越銀座で営むプリント工場「 JESSE’S SHOP & FACTORY 」、子供服ブランド「Will The losers club」などマルチに活動。ロック、パンクだけでなくヒップホップカルチャーにも造詣が深い。

D1というイベントに呼ばれた率直な感想は?

JESSE まあやりたくなかったです。

メンバー (爆笑)

JESSE ウソウソウソ(笑)

ドリフトっていうのは、日本発祥でクルマの後輪を滑らす遊び、もともとはストリートから生まれたという経緯があるわけで。

海外だと音楽とドリフトは切っても切り離せないものになっていますが、日本ではまだ音楽とドリフトがちゃんと交わっていない。今日も会場内のブースを見て回ったんですけど、音楽ファンの服装とドリフト好きの服装が一気に違うんですよね。海外行くとそれが一緒なんですよ。っていうか演者も「これはどの年式のスープラだ」とか知ってるんですよね。

だから、日本でそれが一緒になるには、何年も何年もD1でのライブパフォーマンスを続けること…それはアーティストが僕らだけじゃなくていいんです。色んなグループが出たりして、ドリフトとバンド=音楽っていうのが1つになるためには、あと何年かはやり続けないといけないんだなと思います。

ZAX(Dr.)

The BONEZ ZAX(Dr.)

1980年6月6日生まれ。兵庫県出身。T$UYO$HIと共にラウドロックバンド「Pay money To my Pain」にて活動。T$UYO$HIと共にSQUARE ENIXの音楽プロジェクト/DEATH MARCHに参加。また、上田剛士率いる「AA=」に金子ノブアキと共にサポートドラムも務める。2017年PABLOと共にオルタナティヴミュージックグループ「POLPO」を始動。パワフルかつ手数の多いプレイでバンドの屋台骨を支えている。ドラムセットはDWのカスタム。

正直、今回はやりづらいなって気持ちはありましたか?

JESSE やりづらい場面でしか育ってないんで。そういうところで修行してきたので、アウェイなところほど気合が入るっていうのは、昔から変わってないです。自分らのホームでやることほど楽なことはないんで。

…あと、今日、スピーカーの枠組みの上に登ったとき、めちゃくちゃ滑って怖かった(笑)
バッてメンバー見たらみんなが「JESSE…JESSE…危ないよ…」って顔で(笑)

スピーカーの枠組みに登って歌うJESEE

足元が滑るスピーカーの枠組みに登って歌うJESEE

あれは見ていてちょっと危ないかなって思いました(笑)今日のD1ライブにおいて、パフォーマンスで意識したことなどはありますか?

JESSE そうですね…いつもどおりかな。

どんな曲をやるかは悩みましたけどね。最初は、ドリフトだから爆音だし、激しめの曲やろうかって話になったんだけど。俺らが慣れてる曲をやったほうがいいんじゃないかっていう話にもなったし。

あとは、横の人たち(D1を観戦しているお客さん)を気にしたってくらいかな?

NAKA 逆に俺らも初めてだったから、やりながら「この曲はドリフトに合うな!」って気づいたよね。実際にドリフトを見るまで、イメージしてみたかったけどまだできてないこともあったし。

JESSE やってみないとわからない。

NAKA(Gt.)

The BONEZ NAKA(Gt.)

1981年4月8日生まれ。2001年から2008年にかけてJESSEとともに「RIZE」で活動。2013年にThe BONEZに加入しJESSEとの共演が再び実現。黒のレスポールカスタムがトレードマークであり、UK要素を感じさせるプレイが特徴。愛機はレスポール。

今日と明日で、ドリフトのイメージにあわせてセトリを変えたりはしますか?

NAKA いや1日空いてないんで曲は同じですね。

メンバー (爆笑)

JESSE もう(笑)ツンデレなんだよな

The BONEZ インタビュー

よく笑う明るいThe BONEZ

とても仲のよいみなさんですが、もともと音楽の趣味は共通していたんですか?

JESSE 似ているようでみんな違うかな。

例えば僕はHIP-HOPをすごい聴きますけど、ZAXはすごいアンダーグラウンド系を聴いたりとか。基本みんなバラバラだけど、共通する好きなバンドもいっぱいいますよ。でもバラバラなのになんで一緒になるんだろう、っていうのがバンドなんですよね。

他のドラマーでも、他のボーカルでも、他のギターやベースでもいいんだけどこの4人だから、普通では理解しあえないことも理解できて。それは音楽だけに関わらず、色んなことで。みんなで強制的にご飯に行って仲良くなるとかじゃなく、「今日俺帰るわ~」ってヤツがいても「そっか、じゃーねー」って。

普通だったらありえないことが、なぜかこいつらだからありえるんですよね。だからそれは、好きなジャンルや服装とかが一緒じゃなくてもいいんです。

The BONEZ ライブ1曲目演奏直前

ライブ1曲目が始まる前に全員の手を集める

もともと違うバンドで活動していたメンバーが一緒になることで生まれた、The BONEZにしかない魅力はなんだと思いますか?

JESSE 英詞なのにライブの最後になぜかみんながちょっと心が熱くなったり…胸が熱くなったりするライブをするのがThe BONEZなのかなと思います。それはライブに来ないと感じられなくて。来た人たちがそれを噂で広めてってくれるのがThe BONEZなのかな。

ZAX 僕は誰よりも楽しんでやってます!…うん、まぁみんな楽しんでやってると思うけど(笑)そこをモットーとしてるんで

JESSE いやでも楽しむには、すごい大変なことや、苦痛や「もうやりたくねー」ってこともあった上で…っていうことなんです(笑)

ZAX そのとおりです(笑)

T$UYO$HI RIZEってバンドには「ライブが楽しい」っていうイメージが、PTPには「激しいライブ」っていう雰囲気がみんなにあったと思うんです。

The BONEZは、RIZEの楽しさに加えてもうちょっとメロディがある。逆に、PTPは楽しいっていうよりも自分の内に溜まってるものをぶつけるようなライブだったんですが、The BONEZにはJESSEが持っているハッピーな感じが加わっている。

だからRIZEとPTPどっちにもなかったものがありますね。もちろんやっているメンバーが違うっていうのはあるけど、RIZEとPTPのメンバーが半分ずついるからといって、それぞれのバンドの色が半分ずつになるわけでもなくて、この4人だからできる音楽をやっているんだと思います。

T$UYO$HI(Ba.)

The BONEZ T$UYO$HI(Ba.)

1974年12月17日生まれ。東京都出身。ZAXと共にラウドロックバンド「Pay money To my Pain」にて活動。バンド活動以外にも作曲や編曲、プロデュース業のほかアパレルブランド「msml」のデザイナー&ディレクターなどその活動は多岐に渡る。ベースはCombat guitarsのオーダーモデルでオリジナル。

NAKAさんはどうですか?

NAKA 3人が言ったことがThe BONEZだと思います!

メンバー (爆笑)

NAKA 個人的にはすごく人間味あふれる音を出しているのが、The BONEZらしさかなって。

RIZEとPTPと比べてどうかっていう話は昔から出て当然のことなんですけど、僕の中では同じバンドにはなりたくても絶対なれないし。
あとやっぱりBONER(※The BONEZファンのこと)たちが来てくれて初めてThe BONEZっていうものができるので。俺らだけじゃないと思うんですよね。

で、やっぱMONSTER飲まないとThe BONEZになれないのかなー。

メンバー (爆笑)

NAKA あ、ウソです(笑)

The BONEZ ライブ

初日のライブはあいにくの天気で肌寒かったが、BONERは熱い。

JESSE 今日も僕がお客さんだったらD1観覧席にいて、寒くて雨が降ってるのに「ライブのときにエリアまで集まってください」って言われても、「まあいいかな…」って思っちゃう。だから今日はお客さんが3人いたらいいほうだね、って言ってたんですよ。なのに超たくさんいて。

だからさっきNAKAが言ったように、BONERがいて俺らに火が付くというか。俺らは薪火で、着火剤(=BONER)が来てくれたから火が付いた感じがしたので、本当にお客さんに感謝です。


前編では、The BONEZ結成の経緯や、D1参加への思いを語っていただきました。次回公開の後編では、メンバーの愛車遍歴が明らかに!?メンバーお気に入りのThe BONEZ楽曲も紹介します。

The BONEZ

2日目のライブは天候に恵まれ、美しい夕陽を背にステージが進む

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《後編》メンバーが語る、バンドとクルマの共通点

インタビュアー:上田 貴大(Rosazzurro)
撮影:宇野 智(Rosazzurro)
編集:池田 貴美(Rosazzurro)

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