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あなたは得する?損する?2020年の消費税増税で自動車取得税が廃止!環境性能割についても

車の購入を検討中の人必見!2020年の消費税増税に伴い、廃止される見込みである「自動車取得税」。だれが得して、誰が損するのでしょうか。新たに導入予定の「環境性能割」について解説し、従来の「自動車取得税」と徹底比較していきます。

現在自動車購入時にかかる消費税・取得税とは?

一律8%が課税される消費税

普段の生活の中でもっとも身近な税金「消費税」は、自動車購入時にも課せられます。自動車購入時には、車両本体価格以外にもさまざまな諸費用がかかりますが、消費税の課税対象となるのは以下のみです。

・車両本体価格
・オプション品価格
・代行費用(車庫証明・検査登録料など)

課税割合が変動する自動車取得税

自家用自動車営業自動車
軽自動車
原則3%2%

自動車取得税とはその名の通り、自動車を取得する際にかかる税金のこと。自動車の「取得価額」に*2~3%の税率をかけたものを、税額として支払う必要があります。

*税率は原則2~3%ですが、一部の車種に対して特例措置が設けられています。

自動車取得税・エコカー減税に関する詳細はこちら

消費税増税に伴い自動車取得税は廃止か

安倍総理は2018年10月15日の臨時閣議にて、2019年10月より消費税率を10%に引き上げることを表明。税率の引き上げはほぼ確実であるものの、現時点ではあくまで「予定」であり、経済状況によっては変更される可能性もあります。

予定通り引き上げがなされた場合、「自動車取得税」の廃止が予定されています。その背景には、ドライバーの税負担のさらなる増加や、二重課税の疑いなどが挙げられます。前回消費税が5%から8%に値上げされた際、自動車取得税は若干減税されており、10%になるタイミングで完全廃止、ということになります。

自動車取得税の代わりに環境性能割が導入か

自動車取得税の廃止はほぼ確定となりましたが、廃止のタイミングで同時に導入される新制度があります。それが「環境性能割」、別名燃費課税とも言われているものです。環境性能割は「燃費性能が高い車ほど、税負担が軽くなる」という制度であり、現在の自動車取得税とよく似ています。

環境性能割は、自動車を取得するタイミングで課税される点、対象が登録車(普通車)、軽自動車である点、中古車も課税対象になる点で、自動車取得税から変化ありません。取得価額を計算する際に用いられる、課税標準基準額についても変わりないと思われます。

環境性能割の税率

対象車環境性能割の税率
・電気自動車
・PHV(プラグインハイブリッド車)
・平成32年度燃費基準値+10%達成車
0%(非課税)
・平成32年度燃費基準値達成車1%
(営業車は0.5%)
・平成27年度燃費基準値+10%達成車2%
(営業車は1%)
・上記に該当しない自動車3%
(軽自動車・営業車は2%)

以上が環境性能割の税率です。

環境性能割の導入により、新車販売台数の約50%が非課税対象になると言われています。トヨタ プリウスや日産 ノートなど、一般的に燃費がいいとされている車は、ほぼ非課税対象と考えて問題ないでしょう。

燃費のいい車についてはこちら

あなたは得する?損する?自動車取得税と環境性能割を比較

登録車(普通車)の場合
燃費性能基準自動車取得税環境性能割
平成32年度燃費基準値+20%達成車0%(非課税)非課税
平成32年度燃費基準値+10%達成車0.6%
平成32年度燃費基準値達成車1.2%1%
平成27年度燃費基準値+10%達成車1.8%2%
平成27年度燃費基準値+5%達成車2.4%3%
上記該当しない自動車3%
軽自動車の場合
燃費性能基準自動車取得税環境性能割
平成32年度燃費基準値+20%達成車0%(非課税)非課税
平成32年度燃費基準値+10%達成車0.4%
平成32年度燃費基準値達成車0.8%1%
平成27年度燃費基準値+10%達成車1.2%2%
平成27年度燃費基準値+5%達成車1.6%
上記該当しない自動車2%

普通車、軽自動車別にそれぞれ「自動車取得税」と「環境性能割」を比較してみました。赤くなっている部分が減税対象、つまり得する人です。

結果を見ると、平成32年度燃費基準未達成車は普通車、軽自動車問わず全て増税という内容に。軽自動車に至っては、さらに増税範囲が広くなってしまいます。

これから車の購入を考えている人で、いわゆる"エコカー"と呼ばれる車種を検討している場合は特に問題はないでしょう。しかし、燃費性能の悪いスポーツカーや外車を検討している場合は、今まで以上に増税となる可能性が高いです。今後は、車を購入する前に一度環境性能割に当てはめ、支払う合計税額を考えてみることが大切です。

車の税金に関する情報はこちら

この記事の執筆者

元田 秀この執筆者の詳細プロフィール

車好きのMOBY編集部員。憧れの車はR34 GT-Rで、好きな映画はワイルドスピード。最初の愛車は18の頃購入したキューブキュービック。現在の愛車はレヴォーグ。日々支払いに追われながらカスタムを楽しんでいます。...

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