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ジャルジャル福徳秀介×VW タイプ2:Vol.1「好きなタイプは相方・後藤?!」Rosazzurroクルマバナシ

車は人生をともに過ごす仲間。“その車”には、どんな想いが詰まっているのだろう――。つねに新しい笑いを追求する情熱的なスタンスで、人々を笑いの渦に巻き込むジャルジャル福徳秀介さん。その愛車は世界600台限定で、日本にはわずか2台しかないというフォルクスワーゲン タイプ2の『コンビ・ラストエディション』と、観音開きがお気に入りな『ミニクーパー クラブマン』。今回の“Rosazzurroクルマバナシ”では、福徳さんの希少な愛車はもちろん、「可愛いものが好き」というファンシーな価値観を、徹底的に深掘りします!

【Profile】ジャルジャル 福徳秀介1983年10月05日生まれ。兵庫県芦屋市出身。
愛車:フォルクスワーゲン タイプ2(2013年式)、ミニクーパー クラブマン(2009年式)

Vol.1「好きなタイプは相方・後藤?!」

まずは本日お持ちいただいた愛車のご紹介をお願いします。

2013年式の、フォルクスワーゲン タイプ2です。「ワーゲンバス」って呼ばれてるやつですね。ちっこい頃から欲しかった、ホンマに憧れの車です。

小学校3年生の時に『ルパン三世』でフィアット500を知って、「この車めっちゃええやん!」ってなりまして。そこからルパンとおなじ車に乗りたいなぁと思ってたんですけど、その頃テレビで偶然、このワーゲンバスを見かけたんです。

いまとなっては全然違うって分かるんですけど、当時は「ルパンの車のでかいバージョンや!かわいい!」と。で、ワーゲンバスのミニカーを集めながら、いつか絶対買おうって考えていたんです。

珍しい車ですが、手に入れるまでに苦労はありましたか?

いろいろ探し回ったんですけど、やっぱりどこで見てもボロボロだし、錆びてた。あきらめようかなと思った矢先に、これ見つけて「あっ」て。

ちょうどそれが3年前……2015年の『M-1グランプリ』の直前だったんですよ。それで「よっしゃ!優勝したら買うしかない!」って、願掛けしたんですね。だけどご縁もあるじゃないですか。その前に売れちゃったら、それはもうそういう運命だと信じて。

結果的に、優勝できずに3位で終わるんですけど。なので「やっぱり買うべきじゃない」って、自分のなかで一回飲み込んだんです。

2015年の『M-1グランプリ』の裏で、そんな思いを抱えていたとは。

車もそうですし、悔しかったですね。それで大会後に、ピースの綾部さんと飯に行ったんです。

「M-1残念だったな」って励ましていただいて、「そうなんすよ。ホンマは優勝して車買おうって思ってたんですよ」って何気なく話したら、「お前そんなんだから駄目なんだよ」って。「本当に優勝する自信があったら、先に買うだろ。だから優勝できなかったんだよ」って言われたんです。さすがにカチンときましたね。くそ!買ってやる!と。

でも昔から親に「なにかを見込んで物を買うのはよくない」と。「取らぬ狸の皮算用」だと教えられていたので、いきおいで買うのは違うなと踏みとどまった。綾部さんのありがたい助言も一旦無視(笑)。グッと我慢です。

その矢先に、今度は相方の後藤が「お前これ知ってるか」って、東京モーターショーで発表されたワーゲンバスの新型車を見せてきたんですよ。「I.D. BUZZ (バズ)」っていうやつで、2022年に復活予定のEVです。その車の存在は知ってて、でも「欲しいのはこれやねん」ってタイプ2をパッと見せたら、「えーそんなのあんのや。いつ買うん?」と。ぼくとしては親からの教えがありますから、「いや買わへんよ」と返したんですね。

そしたら「え、嘘やん。買わへんの?え、さぶ」みたいな感じで言われて。

後藤さんとの掛け合い、目に浮かびます(笑)。

後藤はマイホームを買った直後やったから、ぼくにもお金を使って欲しかったんかもしれません。なんかそれにもカチンときて、またまたくそ!って。直後、もうホンマに10分後に車屋さんに電話しました。「明後日ワーゲンバス見に行っていいですか」って。

福岡の久留米市にあるショップだったんですけど、予約入れてすぐさま買いに行きました。

それが、これですか。

これです。久留米まで迎えに行きました。

福徳さんの愛車フォルクスワーゲン タイプ2は、2013年に生産終了が決まり、ブラジルで最終モデルとして製造された世界600台限定の「コンビ・ラストエディション」。製造56年のフィナーレを飾った貴重な一台で、ブラジルでの生産期間を示す「56anos」のステッカーが貼られている。爽やかなバイカラーは「白いブラウスと青いスカート」をイメージ。優雅さと懐かしさを感じさせるホワイトウォール・タイヤが、なんとも上品な佇まい。

悔しさをバネに、ずいぶん思い切りましたね!

なんか久留米っていうのも車っぽいなって。無理やり、買うほう買うほうに辻褄を合わせていくというか。心の準備を。

家族全員が入ってるLINEグループがあるんですけど、一応「これを買いますが、よろしいですか」みたいな報告もしました。みんなぼくが昔からワーゲンバスを好きだって知っていたので、「ミニカーも集めてたもんね。いいよいいよ」って後押ししてくれた。

ただ兄貴だけは、「くそだせぇ、あんなださい車乗るな。ホンマださいぞ」って反対してましたけど(笑)。

お兄様からは不評だったんですね(笑)。

はい。「バスやん、ただのバスやん」って。ワーゲンバスに兄貴を一回乗せたことがあるんですけど、その時もゲラゲラ笑ってましたね。ハンドルもでかいでしょ。「バスの運転手やん」って。

ぼくは、ワーゲンバスのでかいハンドルが大好きで。本来右手を2時、左手を10時の位置にかけて運転すると思うんですけど、バスの運転手になりきって、4時と8時に手を置いちゃう。

これがもう、「やってるやってる」みたいな(笑)。パワステないので激重ですけど(笑)。

ブラジルでは「Kombi(コンビ)」という名称で販売されていたタイプ2。福徳さんが所有する「ラスト・エディション」は、ダッシュボードの記念プレートにシリアルナンバーが刻印されている。

バスの運転手さんに憧れがあったのでしょうか?

実家が山奥やったんで、小学生の頃はバス通学やったんですよ。兄貴は一個上なんですけど、よく2人でバスの運転手ごっこをしてまして。なんて言ったらいいかな。くるくるまわる椅子を寝かせて……タイヤ4つ付いてるじゃないですか。あれをハンドルっぽくしてこう、ぐるぐるぐるぐる。

可愛いですね。ある意味、はじめての愛車。

兄貴と交代しながら、いろんな場所へ行きました(笑)。それで、ぼくの中ではワーゲンバスがどんどん格好良いものに変わっていったんですけど、兄貴はださい思い出というか、いま考えたら何が良かったんやっていう感じになったみたいですね。

彼は車に興味がなくて、実用的だったらなんでもええわーって言ってる人。なのでぼくがワーゲンバスを買ったことが、おもろくてしゃーないみたいです(笑)。

きっと弟をからかってしまう、という部分もあるんでしょうね。

兄貴はいまメキシコに住んでるんですけど、このあいだ急に写メが送られて来て、「お前のワーゲンバスと全く同じで、白と緑色のやつが路線バスとして走ってたで」って。ホンマにバスだったんですよ。

南米ですと、マイクロバスとしても走っているそうですね。言い返すことは?(笑)

いや、これはもう言いようがないです。車ってホンマに好みなので、くそださいという見解も十二分に分かる。ぼくだってたまに、駐車場に停まってる姿見て「だっさいな」と思いますもん。

えっ! ワーゲンバスのどんなところがださいんですか?

真横から見た時がホンマにだっさい。ただの長方形じゃないですか。それがマジでだっさい。もっと丸っこいほうがいいんですよね。トータルで見たらかわいいんですけど、たとえば真横の上の部分だけ切り取ったら、んーって。正直なところ、斜めからのディティールが一番好きなんです。でも、そこも含めてめちゃめちゃ可愛いですね。

本国ドイツで製造されていたタイプ2と異なるのは、フロントの黒いラジエター・グリル。排ガス対策で水冷エンジンを搭載しているための工夫で、VWマークも小さく、レトロなディティールが愛らしい。

ドアを開くと、ボディーカラーに合わせたインテリアがお目見え。ストライプ調に染まった座席に、こころが弾む。

ワーゲンバスに乗られてからの、印象深いエピソードはありますか?

じつはワーゲンバスの初運転で、信号待ちしてたらダウンタウンの松本さんが前をすーっと車で横切ったんです。後輩と一緒に鮫洲までナンバープレートを取りに行くところだったんですけど、「こんな縁起ええ車ないわ!」って感動しましたね。「おっしゃー!」って。

あの瞬間は、ホンマに嬉しかったですね。

初運転で松本さんとすれ違うとは、強運ですね! それでいうと福徳さんが所有されているワーゲンバスは、ブラジルでの生産終了記念に作られた世界600台の限定車。なかなか手に入らないレアな車です。いろいろラッキーですね!

日本には、ぼくのワーゲンいれて2台だけしかありません。しかも偶然、もう一台がご近所にあるらしくて。

日本に2台しかないのに、それはすごい!

友達とたまに言い合いになるんですよ。「福徳、このあいだあそこ走ってたやろ」「いや、走ってない」「いや、おったで」「それじゃあもう一人の方やわ」って。

あ、あとワーゲンバスじゃないですけど、相方の後藤ともしょっちゅうすれ違いますね。今日も、このスタジオに来る前に見かけましたよ(笑)。

大体向こうは家族と一緒なんですけど、こっちは一人でしょ。立場的に弱い気がして、あんまり見ないように、控えめにしてます(笑)。

後藤さんともご近所とは、数奇ですね(笑)。福徳さんは、ミニクーパーも所有されているとか?

基本的にはミニクーパーに乗ってます。年式は2009年のクラブマン。ホンマは普通のミニクーパーにしようかなと思ったんですけど、4人乗ったらしんどすぎたし、実用的なことを考えて。デザインもかなり気に入ってて、観音開きになるんですよ。あれが最高ですね。

正直言うと『めちゃイケ』があったので、ワーゲンバスを持っていることは極力内緒にしてたんです……。めちゃイケメンバーに知られると何されるか分からなかったんで、下手したら。

ドッキリですとか。

みんな自分の愛車にいろいろされていたので、ぼくは絶対言わんどこうって(笑)。

大切にされていたのですね。ワーゲンバスを購入されてからの3年間で、大きなトラブルはありましたか?

一度、高速を走っている時になんか焦げ臭くなってきて、なにがこんな臭いんやってサイドミラーを見たら、煙がぶわーって。やばいやばいやばいってめっちゃ焦りました。

ちょうど500メートル先がサービスエリアだったので避難したら、偶然レッカー車が後ろに停まって「えー!」みたいな。「すみません、助けてもろていいですか」って声をかけたら、親切な方で「じゃあ見ましょうか」と。クラッチとか踏みまくって、一瞬で直してくれたんですよ。すぐに原因が分かったみたいで、さすがはプロですね。ラッキーでした。

あと、どういう仕組みなのか分からないんですけど、ドアをガッて閉めると鍵も一緒に閉まっちゃう時があるんですよ。おそらく軽すぎて、その反動で。

それで、どこかのサービスエリアだったかな。ドアを閉めて助手席に回ろうとしたら、その勢いで両ドアの鍵がバンって下がって、「あれ?」と。すぐに業者を呼んで、定規みたいなやつでぎゅっとやってもらって。

それからは注意して、ゆっくり開け閉めするようにしてます。

ふしぎな仕掛けでヒヤッとしますね(笑)。現在の走行距離はどれくらいですか?

まだ1万いってないですね。でもエンジンのかかりが悪い時があるし、油断できへんなっていう。ぼくホンマに車の知識がないんで、なにかあったときに一切対応出来ない。車に詳しい人は車屋さんと「どこどこがどうで」みたいに相談できますけど、専門用語とか言われてもピンとこないし。完全にお任せ状態です。

逆に、一番気に入ってるポイントは?

フロントの、丸いライトですね。ここは小さい頃から、ずっと好き。パッチリお目目で可愛いです。顔が一番好きですね。

福徳さんが恋したキュートな丸型ヘッドライト。日本にわずか2台のため、見かけたらラッキー!

相方の後藤さんは、ご自身の車を「おっちゃん」に例えていたのですが、ワーゲンバスを人間に例えるとしたら?

ぼくは感覚で言うと、弟くらいに思ってますね。ちっこい頃からずっと欲しかったし、一生乗るつもりで買ったし、本当に飽きないと思ってます。

福徳さんはいつも可愛いアイテムを持ち歩いていますが、そういったものがお好きなんでしょうか?

そうですね、比較的可愛いものが好きです。

ぼくって顔が四角いでしょ。高校の時から言われてたんですけど、「ワーゲンバスが好きや」って話すと、「福徳は顔が四角いから、無いものねだりやな」みたいな。たしかにどっかでみんな、そんなのあるんかなと思って。

ワーゲンバスに乗ってるとしゃべりかけられることが多いんですけど、統計的にエラ張ってる人が多いですもん。顔が四角い人は丸いものが好きなのかな。カップルとかもそうですよね、正反対の人を好きになるとか。なんとなくですけど。

補いあっていると。そこでいうと、後藤さんが四角いボルボを持たれているのも……?

うん。そういうことやと、ぼくは思いますね。後藤の嫁も、ぼくにちょっと似てますからね。

え?! そうなんですか?! わりと衝撃です(笑)。

ジャンルでいうと、ちょっと似てますね(笑)。無意識に惹かれているんですかね。

芸人さんの奥さんが相方に似てる説、ホンマにちょっとありますよ。

では福徳さんの将来のお嫁さんも、後藤さんに似てるかもしれないですね。

後藤に似てる嫁……それは嫌やな(笑)。


幼少期からの憧れだったワーゲンバスを、たくさんの人達に見守られながら手にした福徳さん。世界600台限定で、日本にはわずか2台しかないという希少なタイプ2は丁寧に磨かれており、ピカピカと輝いていました。次回“Rosazzurroクルマバナシ”第2回では、後輩芸人さんとでかけたバーベキューでのハプニングや、女性ウケの悪さ、そして愛車の悩みを激白! どうぞお楽しみに!

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Vol.2「◯◯が空っぽ!後輩芸人の大失敗」

取材:米永豪、田神洋子
撮影:HIROYUKI KONDOH
文:田神洋子

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