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【項目別・維持費】車の維持費はどのくらいかかる?年間・月間の維持費について

税金、保険、ガソリン代などあれこれかかるイメージがある車の維持。購入時の車両代だけでは済まないことは分かっていても、実際どれだけの費用がかかるのか気がかりになります。 そこで今回、車を維持するための費用を項目別に整理しました。エコカーの代表選手であるプリウスでは、年間・月間でどれくらいの維持費が発生するかをみていきます。

車の維持費をすべてピックアップ

日常の足として生活や仕事の道具として車を購入する時、買った後の維持費が気になります。
燃費が良くなりお財布にも環境にも良いイメージから、エコカーを選択するドライバーが増えています。
一般社団法人日本自動車販売協会連合会によると、2017年1月から12月の間に最も販売されたブランドは「プリウス」でその数160,912台。この数字からも、エコカーが普及していることがわかります。

気になる維持費をプリウスで計算

さて、気になる車の維持費には、いったいどんなものがあるのでしょうか?
自動車を維持するための費用は大きく4つ、以下に列挙します。

▽維持費その1:自動車税自動車重量税
▽維持費その2:自動車保険料金
▽維持費その3:車検費用
▽維持費その4:点検、消耗品交換代(タイヤ、オイル、その他)、ガソリン代、駐車場代等

上記の1から3は購入する車によって変化する費用(固定費)、最後の4は車を「どれだけ利用するか」にも依存する費用(変動費)です。

それでは、プリウスを例にとって、具体的な維持費をみていきましょう。
車の維持費は、排気量(エンジンの大きさ)によって左右されます。そこで以下の条件でまとめています。

▽モデル: トヨタ プリウス
▽グレード: S(2WD)
▽排気量: 1.8L + モーター
▽燃費: 37.2km/L(JC08モード
▽走行距離: 月間1,000km

税金

自動車税

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©iStockphoto.com/ designer491

自動車税は新車購入時(登録月により月割り)と、以後4月1日時点での車検証の所有者にかかる税金です。
総排気量1.0L以下では29,500円、1.0L超から0.5L刻みで税額が上がります。最大は6.0L超の場合で、その額は111,000円です。

プリウスの場合、年税額は39,500円(12ヵ月分)ですが、4月登録では11ヵ月分の36,200円です。例えば10月登録の場合は、16,400円(5ヵ月分)です。

プリウス(グレードS)には、新車購入の翌年に「グリーン化特例」があり、自動車税は9,875円(75%の減税)となります。以降、毎年年額の39,500円を払います。
新車購入した年の翌年からは、毎年5月上旬に納付書が送られ年税額を支払います。

自動車重量税

自動車重量税は、新規登録時と車検の際に有効期限分をまとめて払う税金です。
この税は「エコカー」に対しての優遇措置があり、平成31年3月31日までに新車登録を行なった場合、達成基準によって減税を受けられます。

プリウスの場合(グレードS)、新車購入時は「エコカー減税」により、自動車重量税が0円となります。(合わせて新車登録時のみに支払う自動車取得税も0円です。)以降、5年目までの自動車重量税は0円です。

なお、この優遇額はオプション装備やメーカー希望小売価格(販売地区により異なる)により異なります。一方で新車購入の翌年以降は、その前の年の燃費基準によって優遇額が変化するので注意が必要です。

自動車税やエコカー減税に関する記事はこちら

自動車重量税額の調べ方についてはこちら(外部サイト)

自動車保険

車に関する保険は必ず入らなければいけない保険と、入らなくても良い保険の二本立て。
強制保険(自賠責)は、新車購入時と車検の時に保険料を支払います。一方、任意保険については1年更新が一般的です。

自賠責保険(強制保険)

新車の見積や継続の車検見積に含まれているため、あまり意識しないかもしれません。
保険料は次の車検までの月数分を支払うため、新車登録時は36ヵ月分、以降2年車検の場合は24ヵ月分の保険料となります。
保険額は自家用自動車、軽自動車などの車種によって定められますが、プリウス(自家用自動車)の場合、新車購入時に35,950円(36ヵ月)、2年車検の場合は25,830円(24ヵ月)となります。

自動車保険(任意保険)

自賠責保険(強制保険)と異なり、任意保険では、対物事故(事故を起こした相手の自動車、建物や持ち物)にも補償がされます。そのため任意保険は、運転する人のカーライフの状況に応じて、各保険会社から選ぶことができます。

とくに大きな保険料金の変動要素としては、「車両保険」があります。これは簡単にいうと、「車の価値」を表すもの。フェラーリなどの高級車は、この車両保険が特に高くなります。
プリウスの例を考えると、新車購入時のおおよそ300万円が車両保険の補償額の上限となるケースが多いようです。

支払う保険料金は、「だれに」「どこまで」の範囲を補償するかにも依存します。そのため、プリウスを例にとっても、ドライバーの年齢や利用用途によって変化します。

このように、車種による保険料金の変動もさることながら、ドライバーの年齢も大きく影響します。車両保険をつけた場合、月々1万円以内になるケースが大半のようです。自動車の保険は通常1年更新なので、毎年契約を行う必要があります。そのため、保険の契約更新の時期になると、見直し(あるいは継続)をする必要があります。

車検

車検は正式名称は自動車検査と言い、国が定めている安全性基準を満たしているかを検査するものです。
後述する「点検」は個々の部品を対象としており、車検とは区別されます。

すでに触れた税金や保険(法定費用)を除くと、車検に必要な費用の主なものは検査費用や手数料(車検基本料)です。この車検基本料は、車種はもちろん、車検を実施する業者によっても異なります。部品交換が必要になった際のパーツ品揃えや交換工賃などから総合的に判断すると良いでしょう。

プリウスの場合、法定費用の合計は5万円程度、車検基本料は数万円で合計すると平均的には10万円以下となるようです。この車検基本費用については、走行距離やどんな走りをしてきたかによっても、交換部品などの違いで大きく差が出る維持費です。

点検・メンテナンス

法律面で必ず発生する維持費には、税金や保険、車検がありました。ここからは、それら以外の維持費についてもまとめてみます。

定期点検(法定12カ月点検)

定期点検は法令で定められており、1年毎に点検を行う必要があります。点検項目は車検時よりも少ないため、費用や時間は比較的抑えられます。点検項目数は定められていますが、点検に要する時間は車種や作業者によって異なるため、費用にも差が生じます。また定期点検の料金は、同じプリウスであっても、ディーラーや業者によって異なります。新車購入時に次の車検までの期間に定期的に点検を実施するパック料金を提供しているなど、サービス内容に違いがあるのが実情です。

プリウスの法定12ヵ月点検の場合、1万円前後が平均のようです。

タイヤ交換で安心ドライブ

タイヤの溝が減っているかどうかを「スリップサイン」というマークで調べることができます。このサインがタイヤの使用限度として法令で定められています。使用限界に到達するタイミングは、走行距離はもちろん、走行条件によっても異なります。そのため維持費を算出することは困難ですが、プリウスのタイヤ4本を交換する場合、数万円には収まるしょう。

タイヤの寿命は走行条件によって変化することからも、タイヤメーカー各社は定期的な点検を呼びかけています。溝がすり減って走れなくなるだけでなく、製造経過年数によっては、溝が残っていても交換が推奨される場合があります。

オイル交換は点検サービスとセットで考慮

タイヤ同様、車種や条件によってオイル交換の頻度は異なります。オイル交換の費用としては、オイル代のほか、オイルフィルター代や作業工賃も考慮する必要があります。プリウスの場合、新車購入時に入っているオイルの同等品でも、1万円前後で交換可能のようです。

オイルなどの油脂系の交換は、前述の点検パックのサービス内容に含めるケースも多くみられます。そのため、自身のライフスタイルに応じてサービスを比較すると良いでしょう。

ランプなどの消耗品は数百円レベル〜

ターンシグナルランプ、ルームランプ、ブレーキランプなど、多くのランプが一台の車には装備されており、その種類も多様です。寿命の長いLEDライトが徐々に普及しているとはいえ、まだまだコイルタイプのライトバルブ(電球)も健在です。部品代としては数百円〜という具合ですが、HID(高輝度放電ランプ)やLEDタイプのヘッドランプなどは、従来より部品代が高め。比較的高額なパーツは耐久時間もその分長いのが特徴です。10年、100,000kmの範囲であればあまり気にする必要もないでしょう。

修理代

駐車場内での自損事故や装備品の故障なども維持費と捉えることができます。予期せぬ出費に不安もありますが、そんな時こそ車両保険でカバーすることで金銭的ダメージを抑えることができます。通常車両保険には免責額があり、数万円程度の修理の場合には保険を適用せずに対応してしまうことも多々あります。装備品の不具合については、メーカー保証の適用範囲を理解することて適切に対処していきましょう。

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この記事の執筆者

舟迫 洋平この執筆者の詳細プロフィール

フリーランスライター。自動車メーカー勤務ののち、IT企業など様々な業界をジョブホッピング。現在は愛車のプジョー 407SW2.2(最終型)にドローンを積んで全国を走り回っています。...

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